2021年06月01日
KU様 工事記録①
かなり久々の更新になります。。。。
3人目の子の寝かしつけでそのまま私も寝てしまうという日々が またやってきて
しばらく公務員気分で仕事をしており 自営業者という事を忘れておりまして
数年ぶり?にキーボードを触っております。。前回途中で終わってしまっておる記録は
またいつか、、まとめたいと思っております。
今回は お隣の福岡県のKU様からyoutube経由?でお問い合わせがあり
湯布院の別荘の塗装工事の見積りを という事でご縁になりました。
普段は福岡県にお住まいで 工事の状況がわからないと思いますので
簡単ではございますが、工事記録を作成したいと思います。
*施主様だけが閲覧できる仕様にも出来るのですが、少々複雑で
すっかりやり方を忘れてしまったので、このブログで作成致します。
宜しくお願いします
5月25日 足場架設 2名
この日は写真を忘れたのですが朝方 KU様と打ち合わせ後 知人職人と2名で
足場を組み立てました。
5月26日 足場 手直し 調整 補強 他 1名
前日 11時スタートで 時間的に おおまかにしか組めず、このままでは非常に使いにくい
足場なので あれこれと いじります。

まずは昇降階段の設置 今回は屋根まで一直線に登れる階段に出来ました。

一般的な住宅の軒の長さは600ミリ位なのですが KU様宅は 異常に長く
雨樋まで1100ミリ位あります。今回屋根も塗装する都合上足場の柱は雨樋より
外側に建てなければいけません。

そうすると 足場の踏板の位置が エライ遠い位置になってしまい届きにくいので

内側にも全スパン柱を建てて もう1枚幅の細い踏板を1段あげて設置

反対側も同様

切妻側は破風や瓦を あたる時 標準の手摺位置だと エビ反り状態で
大変やりにくいんで アダプターを使い腰の手摺をセットバック。
ちょこっと届くにくい 感じなので、足掛けの手摺を セットイン? で設置

KU様宅は 大変横に長い建物で メッシュシートを張ると
足場の中央部あたりが 微妙にグラグラします。
倒壊する事は無いでしょうが 念のため補強として外側に骨組みします。
これをアウトリガーというらしいです

玄関側は 単管パイプで 「やらず」というつっぱり棒を建てます。

切妻の2面は 横揺れ防止の筋交いを設置。

この他 あれやこれやと 補強や微調整を16時近くまでやっておりました。
残った時間で 荷物の移動



現在の状態も確認しておきました。縦目地のシーリングはKU様が
ご自身でされた との事ですので、今回はシーリング工事は不要です。


屋根面は年数相応な状態です。

屋根の土や藻などが雨樋に蓄積されているようです。

ジョイントが破損している箇所がありました。

ナショナル製の雨樋(軒樋)は強度確保の為 薄い鉄板を塩ビでサンドイッチした作りに
なっており、集水マスの切り口など 鉄板が露出する部分は水がまわり錆びて
膨張し、塩ビ層と分離してしまう現象が見られます。

いつもなら即座にメッシュシートを張るのですが、ご覧のように周囲は
めちゃめちゃ広いんで屋根吹付けの直前に張りたいと思います。

5月27日 高圧洗浄 2名
終日雨という予報で 洗うには丁度良いお天気で、知人職人さんも雨天お休みなので
洗浄を手伝って頂く事になりました。
屋根と外壁をバッチリ洗おうとすると 私のトコの場合 機械1台では1日で終わらない
事が多い為 もう1台 マシンを購入しました。 家庭用の電気式の洗浄機が
60~70㌔圧くらいで 塗装屋さんがよく使っているエンジン式のタイプで150㌔圧
で この2台は200㌔まであがります。燃費悪いですが。

2台共に180㌔圧で設定し モニエル屋根洗いからスタート。
この洗浄の程度がキモ との事なので これ以上もう落ちません という状態まで
竜巻回転するノズルを装着して削り落とします。

藻が生えて濡れている所を踏むと すごく滑って危ないので下~上へと
洗い上がっていきます。



北面は特に藻が多く発生しておりまして

足場の上が すごい事になってました

その後 バルコニーの土間や 壁面などを洗浄


屋根面積がだいぶ広くて 思った以上に時間を要し 2名=2台で乗り込んでも
完了できませんでした。
5月28日 洗浄2日目 1名
またまたマシンをセッティング。

昨日の続きで
バルコニー周辺の外壁 軒裏 土間などの洗浄からスタート。

コンクリの擁壁や基礎部なども含めて 15時頃に完了。
残った時間で何かしようかとも思いましたが くたびれたんで撤収しました。
5月29日 器具類取り外し シーリング 1名
今回 シーリングについては手をつけない予定でしたが
サッシ周囲の状態を見ると このままではな~ と思い当方の判断で
少しだけあたる事にしました。

これからの作業を行うにあたり、障害となるものを あれこれと取り外しておきます。
堅樋が ここにあると いろいろと困るんで

バンドを外して

撤去 これでこの部分のシーリングも行えます

埋め込みの部分は 後でジョイントで繋ぐ事として切断


エアコンの化粧配管カバーも

取り外し

雨戸を全閉じにすると 矢印の

外壁10センチ位が 塗装できません。

朝一番 管理事務所から鍵を預かり 雨戸ロックを解除 ブレーカーオンして
鍵を返却しました。
なので無事雨戸も取り外し成功

手摺に立てかけて テープで固定しております。

この雨戸の収納レールも

外してしまいます。 以上を全箇所

こういう配線も イッショクタに塗りたくりたくないので取り外し

このメーターの配管もバンドを外して 配管を浮かせて~~ としたい所ですが
グラグラになると機器の安全装置が働いてガスストップ というのを何度も
経験しているので、これについては外せません。

縦目地は1箇所だけ残っている所がありました。

なので撤去。昨日の洗浄で内部を湿らせていると思うので
2日間放置して乾燥させておきます。

エアコン化粧配管カバーに隠れていた部分も同じく


KU様宅の破風 鼻隠し板は あいじゃくり式で元々シーリングレスだったようですが
破風の頂上部は切断して突き合わせておりシーリングされている形跡が見られたので
この2箇所だけは撤去して

打ち代を確保するべく少し溝を掘り広げます

サッシ周囲は打ち換え ではなく 打ち増し を行います。
なので その為のテープ貼り

接着面が少ないと剥離 破断の原因になるんで
既存よりもだいぶ幅広めにテープを貼ります。

こういう出っ張りのあるサッシはカッター等がうまく入らず
そもそも撤去が難しいです。なので打ち増す訳ですが
出っ張りの内側にテープを貼ると非常に薄くしか
打設できませんので これくらいの幅の部分は 材料を大量に消費しますが
この空間ごとまるっと埋めてしまいます。

浴室出窓脇の

この空間も まるっと埋めます


雨戸収納レールが装着されたままだと ▼ の右側面は
うまくシーリングできないんですねー


残り時間的に全部打設して帰るのは不可能なので
数量の少ない 東 西の2面のみ行う事にしました。
接着剤的液体のプライマーを準備

クイっと曲がった刷毛を使い出っ張りの内側も
しっかりと塗っておきます。


効果があるかどうか わかりませんが、まるっと埋めの部分の
サッシの突き当たり面に3面接着防止の為の
ボンドブレーカーを貼り付け

打ち込み道具を一式準備。

大 中 小 3つのヘラを場所に応じて使いわけます。

まるっと埋めの箇所は ものすごく材料消費します。


にょろにょろと盛った後 ヘラで数回押さえて仕上げ



東西2面の打ち増しが完了 次回は南北2面のシーリングと トタン部分の下地調整を
行う予定にしております。
帰りにシカと遭遇しました。 (^^)

3人目の子の寝かしつけでそのまま私も寝てしまうという日々が またやってきて
しばらく公務員気分で仕事をしており 自営業者という事を忘れておりまして
数年ぶり?にキーボードを触っております。。前回途中で終わってしまっておる記録は
またいつか、、まとめたいと思っております。
今回は お隣の福岡県のKU様からyoutube経由?でお問い合わせがあり
湯布院の別荘の塗装工事の見積りを という事でご縁になりました。
普段は福岡県にお住まいで 工事の状況がわからないと思いますので
簡単ではございますが、工事記録を作成したいと思います。
*施主様だけが閲覧できる仕様にも出来るのですが、少々複雑で
すっかりやり方を忘れてしまったので、このブログで作成致します。
宜しくお願いします
5月25日 足場架設 2名
この日は写真を忘れたのですが朝方 KU様と打ち合わせ後 知人職人と2名で
足場を組み立てました。
5月26日 足場 手直し 調整 補強 他 1名
前日 11時スタートで 時間的に おおまかにしか組めず、このままでは非常に使いにくい
足場なので あれこれと いじります。

まずは昇降階段の設置 今回は屋根まで一直線に登れる階段に出来ました。

一般的な住宅の軒の長さは600ミリ位なのですが KU様宅は 異常に長く
雨樋まで1100ミリ位あります。今回屋根も塗装する都合上足場の柱は雨樋より
外側に建てなければいけません。

そうすると 足場の踏板の位置が エライ遠い位置になってしまい届きにくいので

内側にも全スパン柱を建てて もう1枚幅の細い踏板を1段あげて設置

反対側も同様

切妻側は破風や瓦を あたる時 標準の手摺位置だと エビ反り状態で
大変やりにくいんで アダプターを使い腰の手摺をセットバック。
ちょこっと届くにくい 感じなので、足掛けの手摺を セットイン? で設置

KU様宅は 大変横に長い建物で メッシュシートを張ると
足場の中央部あたりが 微妙にグラグラします。
倒壊する事は無いでしょうが 念のため補強として外側に骨組みします。
これをアウトリガーというらしいです

玄関側は 単管パイプで 「やらず」というつっぱり棒を建てます。

切妻の2面は 横揺れ防止の筋交いを設置。

この他 あれやこれやと 補強や微調整を16時近くまでやっておりました。
残った時間で 荷物の移動



現在の状態も確認しておきました。縦目地のシーリングはKU様が
ご自身でされた との事ですので、今回はシーリング工事は不要です。


屋根面は年数相応な状態です。

屋根の土や藻などが雨樋に蓄積されているようです。

ジョイントが破損している箇所がありました。

ナショナル製の雨樋(軒樋)は強度確保の為 薄い鉄板を塩ビでサンドイッチした作りに
なっており、集水マスの切り口など 鉄板が露出する部分は水がまわり錆びて
膨張し、塩ビ層と分離してしまう現象が見られます。

いつもなら即座にメッシュシートを張るのですが、ご覧のように周囲は
めちゃめちゃ広いんで屋根吹付けの直前に張りたいと思います。

5月27日 高圧洗浄 2名
終日雨という予報で 洗うには丁度良いお天気で、知人職人さんも雨天お休みなので
洗浄を手伝って頂く事になりました。
屋根と外壁をバッチリ洗おうとすると 私のトコの場合 機械1台では1日で終わらない
事が多い為 もう1台 マシンを購入しました。 家庭用の電気式の洗浄機が
60~70㌔圧くらいで 塗装屋さんがよく使っているエンジン式のタイプで150㌔圧
で この2台は200㌔まであがります。燃費悪いですが。

2台共に180㌔圧で設定し モニエル屋根洗いからスタート。
この洗浄の程度がキモ との事なので これ以上もう落ちません という状態まで
竜巻回転するノズルを装着して削り落とします。

藻が生えて濡れている所を踏むと すごく滑って危ないので下~上へと
洗い上がっていきます。



北面は特に藻が多く発生しておりまして

足場の上が すごい事になってました

その後 バルコニーの土間や 壁面などを洗浄


屋根面積がだいぶ広くて 思った以上に時間を要し 2名=2台で乗り込んでも
完了できませんでした。
5月28日 洗浄2日目 1名
またまたマシンをセッティング。

昨日の続きで
バルコニー周辺の外壁 軒裏 土間などの洗浄からスタート。

コンクリの擁壁や基礎部なども含めて 15時頃に完了。
残った時間で何かしようかとも思いましたが くたびれたんで撤収しました。
5月29日 器具類取り外し シーリング 1名
今回 シーリングについては手をつけない予定でしたが
サッシ周囲の状態を見ると このままではな~ と思い当方の判断で
少しだけあたる事にしました。

これからの作業を行うにあたり、障害となるものを あれこれと取り外しておきます。
堅樋が ここにあると いろいろと困るんで

バンドを外して

撤去 これでこの部分のシーリングも行えます

埋め込みの部分は 後でジョイントで繋ぐ事として切断


エアコンの化粧配管カバーも

取り外し

雨戸を全閉じにすると 矢印の

外壁10センチ位が 塗装できません。

朝一番 管理事務所から鍵を預かり 雨戸ロックを解除 ブレーカーオンして
鍵を返却しました。
なので無事雨戸も取り外し成功

手摺に立てかけて テープで固定しております。

この雨戸の収納レールも

外してしまいます。 以上を全箇所

こういう配線も イッショクタに塗りたくりたくないので取り外し

このメーターの配管もバンドを外して 配管を浮かせて~~ としたい所ですが
グラグラになると機器の安全装置が働いてガスストップ というのを何度も
経験しているので、これについては外せません。

縦目地は1箇所だけ残っている所がありました。

なので撤去。昨日の洗浄で内部を湿らせていると思うので
2日間放置して乾燥させておきます。

エアコン化粧配管カバーに隠れていた部分も同じく


KU様宅の破風 鼻隠し板は あいじゃくり式で元々シーリングレスだったようですが
破風の頂上部は切断して突き合わせておりシーリングされている形跡が見られたので
この2箇所だけは撤去して

打ち代を確保するべく少し溝を掘り広げます

サッシ周囲は打ち換え ではなく 打ち増し を行います。
なので その為のテープ貼り

接着面が少ないと剥離 破断の原因になるんで
既存よりもだいぶ幅広めにテープを貼ります。

こういう出っ張りのあるサッシはカッター等がうまく入らず
そもそも撤去が難しいです。なので打ち増す訳ですが
出っ張りの内側にテープを貼ると非常に薄くしか
打設できませんので これくらいの幅の部分は 材料を大量に消費しますが
この空間ごとまるっと埋めてしまいます。

浴室出窓脇の

この空間も まるっと埋めます


雨戸収納レールが装着されたままだと ▼ の右側面は
うまくシーリングできないんですねー


残り時間的に全部打設して帰るのは不可能なので
数量の少ない 東 西の2面のみ行う事にしました。
接着剤的液体のプライマーを準備

クイっと曲がった刷毛を使い出っ張りの内側も
しっかりと塗っておきます。


効果があるかどうか わかりませんが、まるっと埋めの部分の
サッシの突き当たり面に3面接着防止の為の
ボンドブレーカーを貼り付け

打ち込み道具を一式準備。

大 中 小 3つのヘラを場所に応じて使いわけます。

まるっと埋めの箇所は ものすごく材料消費します。


にょろにょろと盛った後 ヘラで数回押さえて仕上げ



東西2面の打ち増しが完了 次回は南北2面のシーリングと トタン部分の下地調整を
行う予定にしております。
帰りにシカと遭遇しました。 (^^)
