2018年03月07日
【5】3月7日 シーリング打設(1名×1.2)
明日 明後日と雨の予報で、昨日撤去した3面のシーリング部分を埋めて
おきたかったので、いつもより早めに現場入りしました
昨日の帰りにホームセンターに立ち寄り 1本800円位の鉄骨 ステンレス用の
ドリルを購入してきまして、ビス止めの続きを行っていたところ

10分位使った時点で ボキっと折れてしまいましたm(__)m
マジか、、という事で 近くにあるホームセンターに走り またまた購入
今度は1本1000円強の 軸径の太めなものにしました。

しかし、、、また10分くらいすると折れてしまうのでした m(__)m
が、おおよそ気になっていた部分は固定できたので OKとしました。

K様宅の外壁材は釘止めではなく 金具固定という現在主流の工法で
サイディングを張っているようで、この工法の良いところは
構造躯体と外壁材との間に1cm位の空間(通気層)を確保できる為
外壁のどこかから雨水が入ったとしても 通気層から排出できて 且つ
空気が常に流れる故 躯体に湿気がたまらなくて良いよいうメリットがあります。
しかし、釘でガチガチに固定していないぶん 叩くと カチャカチャっと
少し動きます。 これはK様宅だけでなく 金具固定の外壁はどこの家も同じです。
なので、工事屋としては これがシーリングの疲労の原因になりそうで
すごく気持ち悪いんですけど、全部を固定する意味は無いと思うんで
数箇所程度にしておきました。
作業のほうは昨日の続きでテープ貼り

あとで剥がしやすいように考えて貼っていきます


テープが完了後 シーリング材専用のプライマー(接着剤)を準備

これの塗りが甘いと 断面から裂けやすくなってしまう原因を作るので
右サイドと左サイド と 目視しながら 塗りおとしのないように
たっぷりと塗布していきます。 ちなみに断面に古い薄膜シーリング層が残った
状態だと、こういう風に濡れた色になりません。
「濡れ色になる=素地に浸透している」 という証拠です。

左サイドも同様 こんだけ浸透させてれば大丈夫でしょ~
という気分を味わいながら 進めていきます

プライマー塗布が完了後 ボンドブレーカー という細いテープを用意

これを目地の底の金属部分に貼り付けていきます。

シーリングは、外壁の動きに対して 左右に収縮します。
温度が上がる⇒サイディングは膨張⇒シーリング幅は狭くなる
温度が下がる⇒サイディングは収縮⇒シーリング幅は広くなる
というサイクルを繰り返すらしいです。
つまり常に伸び縮みする訳なんですが、両断面+目地の底の3面に
接着してしまうと、シーリングの本来の追従性が損なわれてしまい
裂けてしまう原因を作ってしまいます。
なので、目地の底に接着させない=縁を切る為 に貼る
絶縁テープみたいな役割を果たします。


ボンドブレーカー貼りのあと シーリングの材料を準備

ちょっと盛り気味ににょろにょろっと乗せて


固めのスポンジ状のヘラで 上~下 下~上 上~下 と3回程おさえて
両断面に転圧して接着させます。

マスキングを剥がして出来上がり。

ちなみに、、まだ撤去していない北面と打設完了の東面です

経年での痩せの影響もありますけど、新設時の業者は
柔らかいヘラを使って 凹ませ気味に
打設してあります。 このほうが凹み部なりに仕上がるので見た目は美しいんですが

ぎゅうぎゅうに押さえているので 当然凹み部が薄くなります。
*全体的にも薄くなります。

シーリングは厚く打つ事で 性能を発揮しますので、固めのヘラを使って
できるだけ壁面とツライチに仕上げております。

凹み部も あんまりぎゅうぎゅうに押さえずに仕上げておりますので
厚みは確保できるのですが、欠点として テープを剥がす時に
凹み部に ヒゲみたいな突起が出来てしまいます。
玄関周囲など 人目につくところは、硬化後にむしり取ったりして修正しますが
それ以外のところは 耐久性を重視した結果 という事で見た目に
関してはご容赦ください。

切り取った旧シーリングです。

北 西 東の3面で、36本強使いました。

打ち始めが14時頃からだったんで、やばいかも と思いましたが
ほぼノンストップで進めて 18時頃まで残業して どうにか完了しました。