2011年11月18日

23年11月17日 大分県津久見市ホワイト様宅の記録【18】

11月17日 軒天井上塗1回目,2回目(人員2名×0.75)【累計30人工】

今日はカメラの充電をし忘れた為、ほとんど写真を撮れてませんでした。急いで充電しましたが午前中は
使えませんでした。朝一番から昨日の続き 軒天井の塗装からスタートです。
まず、タワシをふにゃふにゃにしたような研磨剤で、ざっとこすっておきます

PB170186

と、この後上塗りの1回目の残りをいったんですが、ここで充電ランプが、、、、


10時頃から今度は昨日仕上げた2階天井から上塗り2回目(仕上げ)をいきました。

↓ は午後から撮影したぶんです。1回目と2回目 わかりにくいですが艶感が違います。

PB170188



玄関の天井は、昨日1回目を塗ってました。1回目と2回目の比較です。実に微妙な差です。

マウスを乗せると画像が変化します ↓

zengo 


天井面は紫外線や雨もあたる事が無いうえに、今回は2液型シリコン樹脂塗料×2回塗りしてますんで
多分15年くらい経過しても今の艶感は8割がた残っていると思います。

15時で天井面の1回目&2回目(仕上げ)が完了。この後、外壁面の上塗り1回目を行く段取りでしたが
今晩から雨との予報。この時は降ってませんでしたが、途中で降られたら、、とか、考えると
急にやる気が無くなり退散する事にしました。*(普通は塗ると思います)

PB170196


ホワイト様の記録と関係無い話で申し訳ありませんが
今日は内容が乏しいので、13日の記録の時に書けなかった事を書きます。

11日(金曜日)は雨天でお休み。と書いてましたが、実は雨降ったのは15時頃からほんのちょっとで
この日は板井氏はお休みで、かわりに去年しょっちゅう応援に来てもらっていた人と現場入りしました。
浅野忠信にかなりそっくりな人で河本さんと言います、かれこれ10年以上前からの付き合いです。

PB110494


で、結局、9時半頃から雲が怪しい感じだったんで、ちょこっと作業しただけで引き上げました。
その後、仕事道具好きな河本氏と一緒に大分市内の大型ホームセンターへ、アイデアを探しにいきました。
1時間かけて車を走らせて、4時間滞在して、結局2人あわせて購入金額は600円くらい、、、、、、


その後、そのまま帰るのはもったいないんで、10年以上前(勤めていた時)に担当したお宅が
果たして今どうなっているか??? 近くの住宅街を車でまわり、2人で「あの家仕事したよなー」
と思い出しながら何軒か見てまわりました。

当時の会社は、屋根 壁 を1週間で終わらせるのが常識でした。
今考えれば、かなりくだらない手抜き仕様です。私が覚えていたお宅が6軒くらいあり、遠くから見ただけでは
その手抜き仕様で塗り替えた家でも、そんな滅茶苦茶ひどい状態には見えませんでした。


*同業の人しか伝わらないと思いますが、安物の単層弾性の鎖骨ローラー1回塗り でも
色が濃いめの茶系統などであれば、そこまで見た目の変化ありません。

その中で、ありゃりゃ、、、、となっていたお宅も発見しました。私が21歳(11年前)に仕事をした家です。
当時は手間を要す各部の「下地調整」という作業は ことごとく省きまくっていたので、
↓ このくらいの40坪弱の建物の 屋根 外壁 他鉄部 木部 全塗装は 
「2人で7日」くらいでやっつけてました。*早い班は6日くらい、、、   
やはり雨樋のペンキが花咲いたように剥がれています。(フラワーフェスティバル)

PB110500

雨樋を塗り替える場合、既存が茶色だったら濃い茶色で塗る場合が多く、ここの家では既存が白の樋を
和風の雰囲気にあわせてチョコレート色にしました。その為、剥がれているのがバレバレなんですが
この日 遠くから観察した家の残り5軒も 近くから見ると、多分ぐちゃぐちゃなんだと思います。
しかし、何故か?? 屋根の上塗り塗料だけはハイグレードな製品を使っておる為、
色は褪めてません。

*これまた同業の人向けの話ですが、屋根用の強溶剤の2液シリコンの「銀黒」は15年経過しても、
ほとんど色褪せしてません。(河本氏が仕事した家の15年前)の屋根状態を見てビックリしました。
10年以上前のセメント系瓦の物件を4件見ましたが、施工直後が100%なら80%くらいの状態です。
そのかわり、カラーベストなどのエナメル系(特に原色系)は20%くらいで酷い状態です。

、、、という結果から、噂には聞いてましたが、銀黒(メタリック)の耐候性は凄まじい。事がハッキリしました。

まぁ但し 塗料は良くても、高圧洗浄をささっと終わらせてましたので、密着不良であちこち剥がれてるでしょう

剥がれないように仕事するか?? 色が褪めないように仕事するか??
後者を選ぶ場合は単に「高価な良い塗料」を使えば良いだけの科学的な話。
前者を選ぶ場合は「人間の手数」を必要とする物理的な話。

どっちがお金かかるか?といえば人件費のかかる前者です。
後者の場合1缶2万×3缶(6万円) を1缶3万×3缶(9万円) 差額は3万円しかなりませんから、、、、、

物理的&科学的 両方取る場合は一番お金かかる訳ですが、私が今、進もうとしてるのは前者の方向です。

但し、工事原価が安く済む「高価な塗料を使うだけ」の後者のほうが、下地調整をバレナイ程度に誤魔化して
仕事すれば、10年、15年 経過しても、(遠くから見れば)色が褪めてない訳です。

そう考えると、どこに価値を見出していくか?? 非常に難しい問題です。

有名メーカーの高性能な塗料を使って、自社施工だから中間マージンをカット! 
という高価な製品使う=優良業者 みたいな謳い文句のHPも多いですが、それって
材料屋に その材料発注すれば良い という誰でもできる事なんですよね、、、、

そんな芸の無い事もしたくないし、、、
但しスペクタクルな路線に行こうとすればする程、経営難に陥るし、、、
最終的には師匠の曽根氏の思想 綺麗にペンキを塗るとは? に答えがある気がします



先日の物件観察の結果が以外と良好だった事が、ある意味ガッカリしました。
その当時の会社で施工させて頂いた施主様にはこんな事言ってかなり申し訳ないんですが、
「下等な施工内容だったから、10年以上経過してきっと酷い結果になってるだろう、、、」
と、楽しみにしていた自分が そこにはいました、、、

しかし、、だからこそ、クレームすれすれの世間並み仕様が存在する訳だ、、と強く認識した出来事でした。




おまけ ↓ 昼間充電完了した時に撮影 ↓ 「子守唄」 (音量を大にしてみて下さい)






hojyotosouten at 00:14コメント(0)トラックバック(0)大分県津久見市ホワイト様宅の記録  

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