2011年10月13日
23年10月12日(水)津久見市入船ブランコ様宅の記録
10月12日 屋根下塗り,その他(人員2名)【累計26.5人工】
朝から快晴。眠気と戦いながら更新中です。
今日から屋根の塗装工程です。朝一番から私は雑用です。昨日、妙に気になってた事をやります
付け根のとこにシーリングが施してあり、この油っ気が、瓦の上に流れてるようです
そいつを摘発性の強いシンナーで脱脂しようと思います。
1枚1枚拭いて油ぶんを取り除いておきます。←やってる途中で意味あるか?と思ったんですが、
過去に、この事が原因で、ポツポツ と気泡のように塗料を弾いた苦い思い出があったので、
一応やっておきました。
で、先程のシーリング部分に専用の接着剤を塗っておきます。
が、、しかし、先日トタンに塗った錆止め塗料と今日の接着剤が干渉してしまい、錆止め塗料を
溶かしてしまいました、、、しまった、、そうだった、、錆止めは「弱溶剤塗料」 接着剤は「強溶剤塗料」
そりゃそうなります。
どうしようか迷いましたが、このままは気持ち悪いので、サンドペーパーで削り落とすことにしました。
この状態にもう1度リセットした後、再度接着剤を塗っていきます。
昨晩が寝不足だった為か、、、チマチマした事をミスって、さらにチマチマするハメに、、、、、、
ミイラ取りがミイラになる状態です
その他のシリコーンシーリングに先程の接着剤を塗っておきます
で、今度は強烈に固まるパテを準備
差し替えが困難な部分の瓦に、細いひび割れが2箇所あったので、補修。
この部分は、先日の瓦担当の幸さんが、仮に水が入っても平気なように、トタンを下敷きにしてくれてます
私は10時半頃まで、そういった雑用をしてる間に、相方は吹き付けの為の養生を進めます。
ほんで、全体を強風の出る機械で、ホコリなどを飛ばしておきます。
昨日洗浄の時にすすぎ洗いをしてるんで、そんなにホコリは舞ってはいませんでしたが念の為。
で、瓦の下塗り塗料の準備。使用するのは、「2液型」という2つの液体を計量、混合しながら使うタイプで
一度混ぜると、科学反応で急速に固まるので、自然乾燥の「1液型」よりも下地への密着が良いです。
今回のような、セメント瓦の場合、1液型水性塗料 を使う事も多いのですが、ブランコ様宅は、
現状がけっこうツルツル肌です。ツルツルの場合、塗料のくいつきが弱い為、1液よりも密着に優れる
2液だな、、と思い使ってます。
まず、端っこは吹き付け不可なので、刷毛塗り
樋に隠れてしまう軒先も同様に刷毛塗り
ところどころ地肌が荒れてる箇所があったんで
吹き付け前に、増し塗りして、できるだけツルっとさせておきます
お昼から、機械&材料の準備をします
周囲への飛散が少ないハズの道具を使います
あとはバンバン吹き付けていきます
ビデオです
実はこの最中、お隣のおばあちゃんが、庭でお米をじゃりじゃりやってたので、ちと気まずかったんですが
うーん、、まぁ近隣のノリ的に大丈夫! と判断し、続行しました。
軒先を吹く場合は、樋の中にベニヤ板を敷いて、樋などを汚さないようにしときます
材料を多めに作っておいたので、一番人の目に入る「1階の北面」のみ、下塗りの2回目を
いっておきました。少しでも表面の凹凸を消したかったので
2回目の様子です。全体にさぁっと吹きつけておきます。
これくらいつるっとしておけば仕上りも、良い具合になると思います。
屋根の吹き付けは非常にあっという間で、1工程全面塗るのに2時間ちょいくらいです
明日、上塗りを2回かけて屋根の塗装は完了です。
ちなみに下塗り塗料RMプライマーは屋根面積100平米ちょいに対して2缶新品を用意しておいて、
先日のトタンの錆止めの時に
満タン16㌔中1.4㌔使ったので、その余り14.6㌔+もう1缶の16㌔で、計30.6㌔を
全部使い果たしました。↓の配合表のシンナーでの希釈率は、ローラー塗りの時のもので
通常、吹き付けの時は、これよりもシンナーを多く入れるんですが、今回はなるべく厚めに塗りたかったので
このままの希釈率で塗った為、材料の消費が激しかったんだと思います。
それともうひとつは、やはり吹き付けは材料のロスが大きいようです。
ちなみに、現状がガサガさで表面をつるっつるに仕上たい場合は、
目止め効果のある下塗り塗料を、刷毛で1枚1枚塗って凹凸を消し、上塗りは吹き付け とすれば、
多分つるっつるに仕上がると思います。ご希望の方は言ってください。若干高くなりますが、、、
板井氏が屋根の吹き付けしてる間に、私は残っていた雨樋の塗装前下地調整しときます。
まず研磨剤でこすって傷を入れる目荒し。
上写真の矢印部分の金具には亜鉛メッキ専用の下塗り。
今回も、樋を研磨して、金具をこすって、下塗りして、以上の作業で1人工くらいはかかってます。
雨樋についての世間一般仕様は、樋も金具も下地調整無しで、いきなり塗る事です。
↓ 左側がブランコ様宅。右側はお隣さん。(4年くらい前に地元のペンキ屋さんに塗り替えてもらったそうです)
塗った雨樋をよーく見てみると
剥げちゃってます。で剥げた部分をみると、ツルツルで、全く下地処理無しなのがよくわかります。
これでも丁寧にやってくれた、、と施主様が喜んでいるんならそれはそれで良しとしましょう。
100%の仕事をするにはお金が必要です。今回のブランコ様宅も、
「ここはこんなもんで良かろう、、」と目を瞑ってる工程も正直あります。
多分、全てを目を瞑らずに仕事をしようとしたら、2人で1ヶ月そこらじゃ工事は終わりませんし、
金額も、屋根、壁の塗り替えで、200万円を軽く超えると思います。
でも、そんな見積りを作ったら、間違いなく当店は潰れてしまいます(T_T)
ので、やはり、さじ加減は必要で、少々は手を抜かないとやっていけないのが現状で、
本物の職人仕事って無理だと思います。その為、自分の事を職人ってあまり言いたくありません。
お客さんには自分達の事を「作業員」となるべく言ってます
しかし、他店のHPに、2人で7日の仕事で、本物の職人仕事みたいに書いてあるのを見るので
その人達にとってはそれが職人なんだと思います。
と、、、いったような事を、昨日眠りにつく時考えていたら、夜中に「金縛り」にあいました。
生まれてから2度目です(笑)
朝から快晴。眠気と戦いながら更新中です。
今日から屋根の塗装工程です。朝一番から私は雑用です。昨日、妙に気になってた事をやります
付け根のとこにシーリングが施してあり、この油っ気が、瓦の上に流れてるようです
そいつを摘発性の強いシンナーで脱脂しようと思います。
1枚1枚拭いて油ぶんを取り除いておきます。←やってる途中で意味あるか?と思ったんですが、
過去に、この事が原因で、ポツポツ と気泡のように塗料を弾いた苦い思い出があったので、
一応やっておきました。
で、先程のシーリング部分に専用の接着剤を塗っておきます。
が、、しかし、先日トタンに塗った錆止め塗料と今日の接着剤が干渉してしまい、錆止め塗料を
溶かしてしまいました、、、しまった、、そうだった、、錆止めは「弱溶剤塗料」 接着剤は「強溶剤塗料」
そりゃそうなります。
どうしようか迷いましたが、このままは気持ち悪いので、サンドペーパーで削り落とすことにしました。
この状態にもう1度リセットした後、再度接着剤を塗っていきます。
昨晩が寝不足だった為か、、、チマチマした事をミスって、さらにチマチマするハメに、、、、、、
ミイラ取りがミイラになる状態です
その他のシリコーンシーリングに先程の接着剤を塗っておきます
で、今度は強烈に固まるパテを準備
差し替えが困難な部分の瓦に、細いひび割れが2箇所あったので、補修。
この部分は、先日の瓦担当の幸さんが、仮に水が入っても平気なように、トタンを下敷きにしてくれてます
私は10時半頃まで、そういった雑用をしてる間に、相方は吹き付けの為の養生を進めます。
ほんで、全体を強風の出る機械で、ホコリなどを飛ばしておきます。
昨日洗浄の時にすすぎ洗いをしてるんで、そんなにホコリは舞ってはいませんでしたが念の為。
で、瓦の下塗り塗料の準備。使用するのは、「2液型」という2つの液体を計量、混合しながら使うタイプで
一度混ぜると、科学反応で急速に固まるので、自然乾燥の「1液型」よりも下地への密着が良いです。
今回のような、セメント瓦の場合、1液型水性塗料 を使う事も多いのですが、ブランコ様宅は、
現状がけっこうツルツル肌です。ツルツルの場合、塗料のくいつきが弱い為、1液よりも密着に優れる
2液だな、、と思い使ってます。
まず、端っこは吹き付け不可なので、刷毛塗り
樋に隠れてしまう軒先も同様に刷毛塗り
ところどころ地肌が荒れてる箇所があったんで
吹き付け前に、増し塗りして、できるだけツルっとさせておきます
お昼から、機械&材料の準備をします
周囲への飛散が少ないハズの道具を使います
あとはバンバン吹き付けていきます
ビデオです
実はこの最中、お隣のおばあちゃんが、庭でお米をじゃりじゃりやってたので、ちと気まずかったんですが
うーん、、まぁ近隣のノリ的に大丈夫! と判断し、続行しました。
軒先を吹く場合は、樋の中にベニヤ板を敷いて、樋などを汚さないようにしときます
材料を多めに作っておいたので、一番人の目に入る「1階の北面」のみ、下塗りの2回目を
いっておきました。少しでも表面の凹凸を消したかったので
2回目の様子です。全体にさぁっと吹きつけておきます。
これくらいつるっとしておけば仕上りも、良い具合になると思います。
屋根の吹き付けは非常にあっという間で、1工程全面塗るのに2時間ちょいくらいです
明日、上塗りを2回かけて屋根の塗装は完了です。
ちなみに下塗り塗料RMプライマーは屋根面積100平米ちょいに対して2缶新品を用意しておいて、
先日のトタンの錆止めの時に
満タン16㌔中1.4㌔使ったので、その余り14.6㌔+もう1缶の16㌔で、計30.6㌔を
全部使い果たしました。↓の配合表のシンナーでの希釈率は、ローラー塗りの時のもので
通常、吹き付けの時は、これよりもシンナーを多く入れるんですが、今回はなるべく厚めに塗りたかったので
このままの希釈率で塗った為、材料の消費が激しかったんだと思います。
それともうひとつは、やはり吹き付けは材料のロスが大きいようです。
ちなみに、現状がガサガさで表面をつるっつるに仕上たい場合は、
目止め効果のある下塗り塗料を、刷毛で1枚1枚塗って凹凸を消し、上塗りは吹き付け とすれば、
多分つるっつるに仕上がると思います。ご希望の方は言ってください。若干高くなりますが、、、
板井氏が屋根の吹き付けしてる間に、私は残っていた雨樋の塗装前下地調整しときます。
まず研磨剤でこすって傷を入れる目荒し。
上写真の矢印部分の金具には亜鉛メッキ専用の下塗り。
今回も、樋を研磨して、金具をこすって、下塗りして、以上の作業で1人工くらいはかかってます。
雨樋についての世間一般仕様は、樋も金具も下地調整無しで、いきなり塗る事です。
↓ 左側がブランコ様宅。右側はお隣さん。(4年くらい前に地元のペンキ屋さんに塗り替えてもらったそうです)
塗った雨樋をよーく見てみると
剥げちゃってます。で剥げた部分をみると、ツルツルで、全く下地処理無しなのがよくわかります。
これでも丁寧にやってくれた、、と施主様が喜んでいるんならそれはそれで良しとしましょう。
100%の仕事をするにはお金が必要です。今回のブランコ様宅も、
「ここはこんなもんで良かろう、、」と目を瞑ってる工程も正直あります。
多分、全てを目を瞑らずに仕事をしようとしたら、2人で1ヶ月そこらじゃ工事は終わりませんし、
金額も、屋根、壁の塗り替えで、200万円を軽く超えると思います。
でも、そんな見積りを作ったら、間違いなく当店は潰れてしまいます(T_T)
ので、やはり、さじ加減は必要で、少々は手を抜かないとやっていけないのが現状で、
本物の職人仕事って無理だと思います。その為、自分の事を職人ってあまり言いたくありません。
お客さんには自分達の事を「作業員」となるべく言ってます
しかし、他店のHPに、2人で7日の仕事で、本物の職人仕事みたいに書いてあるのを見るので
その人達にとってはそれが職人なんだと思います。
と、、、いったような事を、昨日眠りにつく時考えていたら、夜中に「金縛り」にあいました。
生まれてから2度目です(笑)