2011年09月26日

23年9月26日(月)津久見市入船ブランコ様宅の記録

9月26日 高圧洗浄1日目(人員2名×0.75)【累計4人工】

今日はいろんなアクシデントがありました。

朝のうちから雨が降っていて、洗い作業するにはちょうど良いお天気でした

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機械をセッティング。屋根から洗浄するので、マシンの圧力を170㌔に設定。
手前のカゴは 洗浄機のための泥よけネットですが、
前回使用時にマフラーの熱で網が焼けてしまいました。(あたりまえか)

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写真は下屋根ですが 2階大屋根から洗います

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この手のセメント瓦は、軒先や両そで(要は端っこの部分)が屋根の上からではちゃんと洗いにくく
コケを綺麗に除去するためには、足場側から水圧をあてないといけません。

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そういう手間が面倒だから、省いてしまったと思われる例が ↓ これです。  これは軒先ではなく そで 
の部分ですが、樋に隠れてさらに洗いにくい軒先は、もっと剥がれていると思います。 きちんと洗浄して
適正な工程を踏めば、色は褪めても、こんなふうにはなりません。
ちなみに、嫁さんの実家の「隣」ではなく、裏の家になります。(ベランダからこそっと撮影)
「↓ こういう具合になるのが世間一般仕様です」

CIMG1753

「裏」の家でなく「隣」のお宅は、こうなってます。↓ 妹さんの部屋の窓~こそっと撮影。
まだ塗膜がツヤツヤしてる理由は 塗装して1年半くらいだからです。
↓ このへんになると、それヤバイんじゃない?仕様です

CIMG1752

当店がある臼杵市内は、こういうお宅は珍しくなく、あたりを見回すと 5軒に2軒くらいは、ぐちゃぐちゃで、
残りの3軒はちょこちょこ剥がれ といった具合です

そして洗浄開始。ビデオです



朝8時40分頃から機械のエンジンかけてノンストップで洗い、2階大屋根45平米が終わったのが11時30分です。
さぁ! タバコ1本吸って次は下屋根だ! と思ったら、板井氏が足首を痛めている様子、、、、
わりぃ、、今日ダメかも知れん、、、 との事なんで大事をとって昼からは自宅待機とすべく、家まで送り
ついでに昼食をとりました。

1人で洗う場合はホースの持ち手がいないため 余計に時間かかるので、食事終えてささっと洗浄開始!
下屋根を洗い始めてちょっとして 次なるアクシデントが、、、

P9260259

なんと、、雨漏れする、、との事、、、、

すぐに洗浄を中止して、部屋の中の様子を見にいきました。昼から洗い始めた部分のうち1箇所が
ぽたっ ぽたっ  念の為2階の部屋も確認にいくと ぽたっぽたっ  計2箇所が漏ってました。
部屋の天井の染みの部分から、およそここらへんだろう と予測して周囲の瓦を数十枚剥いでみました。

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すると、、、、、、少しやぶれています、、、、ぽたっ ぽたっ くらいの漏り方の時は これくらいの穴でしょう
じゃんじゃん漏る場合は もっと豪快に破れています。

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他に ↓ こんな小さな破れもありました。洗浄水によってシートがふやけてきています。

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破れたルーフィングの下は当然、板です。

P9260263

ありゃりゃ、、どうしよ、、と思っていたらブランコ様(お母様)が来られました。
現状を説明し、対処策も考えます

①今の水圧は台風以上のものなんで、少々の台風でも多分漏ることないから、目を瞑る、、、
②全部洗ってみて、雨漏れした箇所の周囲のみ パッチワーク的にシートを張る応急処置
③乗りかかった船だし、この際1階2階の防水シート(ルーフィング)を全部張り替える。

それぞれ、どのくらいの費用が必要そうかを説明した結果 ③の案に決定。後日瓦担当者を呼びます。

で、全部ルーフィング張替える場合でも ↓ こういう棟の部分の下のシートは、この数段の瓦撤去&土撤去
しないと交換が不可能で、それをやると、手間賃がだいぶ違ってきますので、この部分のみわざと洗浄して
雨漏れ具合をチェック もし×だった場合は、棟の撤去&シート交換&土や棟の復旧といったお金をかけるべき
となりますので、様子を見てもらうことにしました。他の部分の瓦の洗浄は中止、、、

P9260264

うーん、、こういうのは難しい問題です。 ブランコ様に私の確認不足で大変すみませんでした、、、、と
ひたすら謝りましたが、「そりゃ、最初から全部把握できんからしょうがないよ、、」
「あんた達も段取りくるって大変やな、、」と優しい言葉をかけてくれました。m(__)m

こういうケースは私が会社勤めの時はしょっちゅうあり、こういうのが原因で工事キャンセル とかいう修羅場
も嫌というほど目にしてきました。 「雨漏れさせないように洗うのがプロの仕事やろ!!」 とか、、、
「雨漏れ止める為に塗装頼んだのに、それで漏るとは何事だ」 とか、、、、


瓦と瓦の隙間に水を入れないように洗う というのは、どんなプロでも不可能な話です。
で、機械を使わずワイヤーブラシで、入念にこすって落として水流せば、かなり予防できますが、
ちゃんと落とすのに、2人で3日4日の人件費、も発生します。

洗浄機で洗って雨漏れする可能性が大! というような状態がわかっていれば、そもそも塗装ではなく
瓦の交換以外に方法はありません。

しかし、今回、見積り時点で、台風時の雨漏れの有無を確認したところ、大丈夫との事。
瓦を数箇所剥いで 防水シートの確認したところ「その箇所は」OK。でした。
なので、経験的に大丈夫だろうと判断して、洗浄しました。

ブランコ様お母様は、パソコンはされない方なので、この記録はご覧になってないと思いますが
今回の一連のいきさつ 等を考慮してくれたんだと思います。というのも
会社の経営に携わっていた時期も長い為、「見積りの限界」というのをよくわかってくれています。

当初から下地の防水シートの件は説明はしておりましたが、先程のような小さな破れをくまなく確認するには
見積り段階で、瓦を全部剥がさなくてはいけません。となると「見積りに10万以上お金かかる訳です」
瓦の件に限らず、足場を組んで、3時間も4時間も現地調査しないと、わからない細かい不具合は
けっこうたくさんあります。 なので、「チラシに書いてる価格以外一切追加はありません!」
と書いてるようなお店は、言い替えれば 「途中の細かい不具合は見て見ぬフリします!」となります。
ガツン! ととんでもない額の得も知れぬ追加費用かかるのも困りますが、 臭いモンには蓋しろ!
という方針もどうかと思いますので、私んとこの場合は、相談 ということにしています。

シート張替えの発生しそうな費用については、途中の不具合で儲けたろう という程、商魂たくましくないので
作業にかかる職人の日当×日数 と シートの材料費(領収書)のみ。 つまり原価で行います。

ちなみに、防水シート張り替えて 瓦を復旧する際、現在と同じように葺くわけにはいかないので
重なり部分などにコケのついた箇所が出てきます。その為、残りの屋根洗浄は、シート張替え後また洗います


作業に戻ります。瓦の洗浄は中止、外壁やその他 を洗う事にします。↓ 破風板洗浄




P9260267

と、そんなこんなでいろいろありまして、終わるハズだった外壁洗浄も途中まででタイムアップ、、、
明日、残りの外壁面を洗っておくとします。


昨日はひさしぶりに家族で遊園地に行ってきました。
シカツに決まった写真撮ってくれたんで、、、左側のイカした人が私デス、、、始めましてm(__)m  

お嫁様は本人の意思を尊重し、企業秘密とします(謎)

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