2011年09月03日
23年9月3日(土)大分県津久見市いし様邸の記録
9月3日 台風対策、その他
九州大分県は台風進路が外れてるから大丈夫だろう、、と気楽に考えてましたが、思いのほか風が強かった為
朝から私1人で台風対策をしてきました。足場のシートを外したり、その他諸々やっておきました。
その後、倉庫の中を整理しに大泊へと直行。ちょっとした実験をやる事にしました。

まず、使用済み塗料の空の缶を横向きに寝せて、研磨材を用意。中央にテープをはります

テープから右側をサンドペーパーでガシガシこすって傷を入れる「ケレン」=「目荒し」を行います。
左側は何もせずそのままです

その後、密着性の良い弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料を両方に塗ります。
2つの液体を科学反応させて硬化するタイプなので、1液型よりも密着性は良いとされています。

左右どちらも見た目は変わりません。その後しばらく放置。倉庫整理しながら乾燥を待ちます。

充分に乾燥したのを確認した後、左右両方にカッターでバッテン状に切り、傷をいれておきます。

写真じゃ確認しずらいですが、うっすら バッテンの傷がわかると思います。
そして、まず左側(ケレン無し)側にガムテープを貼って、指で入念に押さえます。その後思いっきり剥がします
ケレン無し側を、剥がす瞬間のビデオです。↓
次はケレン有り側を、剥がす瞬間のビデオです。↓
比較的グレードの高い1缶2万円クラスの2液型塗料でも、こするのを省くとあっさり剥がれてしまいます。

次は、鉄ヘラでガリガリやってみました。↓
左側は、塗膜ごと剥がれて、缶の下地が出るのに対して、右側は塗膜が薄くなっただけのような感じです。

左側は塗料が(乗ってる)状態に対して 右側は塗料が(くいついてる)状態と言えます。
普段からケレン作業を真面目にやってる人からすれば当たり前でしょうが! と言われる結果なんですが、
これくらい差がハッキリ出るもんだとは思いませんでした。(^^;
ちなみに今回は時間の関係上、いきなり上塗りをかけてますが、さらに強靭に密着させたい場合は
高グレードなサビ止め塗料等を下地にかませておくと、尚の事剥がれなくなり、goodですね!
しかしながら、9社も!塗装会社を転々とした私が知る、世間一般仕様は、
ケレン無し&1液型のウレタン塗料(1缶9千円くらい)を1回塗ってお終いです。
それでも無茶苦茶クレームになってない理由は、施主さんが塗った後カッターで切り込みいれたり
ガムテープで剥がしたりしてないからです。自然環境下においては、塗料が乗ってるだけの状態でも
そこそこ長く維持するんだと思いますが、2度め3度目の塗り替えで、前回が世間一般仕様で塗られたお宅
に真面目な塗装屋さんが仕事に来たら、そのダメな塗膜は全部剥がさなければなりません。
そう考えると始めが肝心だなぁと改めて思いましたのです。
今日はそれと同時に、木部塗料のくいつき試験もしてみました。

ちと企業秘密的な?感じなので、詳細は内緒です。

こういう実験はヤミツキになりそうなので、時間を見つけてはいろいろやっていきたいと思います。
いつだってビギナーでいれるというのはおもしろいもんです。
という事で今日はお終い。
九州大分県は台風進路が外れてるから大丈夫だろう、、と気楽に考えてましたが、思いのほか風が強かった為
朝から私1人で台風対策をしてきました。足場のシートを外したり、その他諸々やっておきました。
その後、倉庫の中を整理しに大泊へと直行。ちょっとした実験をやる事にしました。

まず、使用済み塗料の空の缶を横向きに寝せて、研磨材を用意。中央にテープをはります

テープから右側をサンドペーパーでガシガシこすって傷を入れる「ケレン」=「目荒し」を行います。
左側は何もせずそのままです

その後、密着性の良い弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料を両方に塗ります。
2つの液体を科学反応させて硬化するタイプなので、1液型よりも密着性は良いとされています。

左右どちらも見た目は変わりません。その後しばらく放置。倉庫整理しながら乾燥を待ちます。

充分に乾燥したのを確認した後、左右両方にカッターでバッテン状に切り、傷をいれておきます。

写真じゃ確認しずらいですが、うっすら バッテンの傷がわかると思います。
そして、まず左側(ケレン無し)側にガムテープを貼って、指で入念に押さえます。その後思いっきり剥がします
ケレン無し側を、剥がす瞬間のビデオです。↓
次はケレン有り側を、剥がす瞬間のビデオです。↓
比較的グレードの高い1缶2万円クラスの2液型塗料でも、こするのを省くとあっさり剥がれてしまいます。

次は、鉄ヘラでガリガリやってみました。↓
左側は、塗膜ごと剥がれて、缶の下地が出るのに対して、右側は塗膜が薄くなっただけのような感じです。

左側は塗料が(乗ってる)状態に対して 右側は塗料が(くいついてる)状態と言えます。
普段からケレン作業を真面目にやってる人からすれば当たり前でしょうが! と言われる結果なんですが、
これくらい差がハッキリ出るもんだとは思いませんでした。(^^;
ちなみに今回は時間の関係上、いきなり上塗りをかけてますが、さらに強靭に密着させたい場合は
高グレードなサビ止め塗料等を下地にかませておくと、尚の事剥がれなくなり、goodですね!
しかしながら、9社も!塗装会社を転々とした私が知る、世間一般仕様は、
ケレン無し&1液型のウレタン塗料(1缶9千円くらい)を1回塗ってお終いです。
それでも無茶苦茶クレームになってない理由は、施主さんが塗った後カッターで切り込みいれたり
ガムテープで剥がしたりしてないからです。自然環境下においては、塗料が乗ってるだけの状態でも
そこそこ長く維持するんだと思いますが、2度め3度目の塗り替えで、前回が世間一般仕様で塗られたお宅
に真面目な塗装屋さんが仕事に来たら、そのダメな塗膜は全部剥がさなければなりません。
そう考えると始めが肝心だなぁと改めて思いましたのです。
今日はそれと同時に、木部塗料のくいつき試験もしてみました。

ちと企業秘密的な?感じなので、詳細は内緒です。

こういう実験はヤミツキになりそうなので、時間を見つけてはいろいろやっていきたいと思います。
いつだってビギナーでいれるというのはおもしろいもんです。
という事で今日はお終い。











