2011年05月22日
23年5月21日(土)津久見市立花町塗替え現場より
5月21日 付帯塗装(人員1名)
今日は22日(日)です。雨模様だったし、休日出勤は辞めて休む事にしました。
アイ様、あと最短で2日、もしくは3日なので、も少しの辛抱です。m(__)m
遅くなって大変申し訳ありません、、、、昨日は相方が発熱の為お休み(-_-;)
急いで応援の人に声をかけましたが、やはりいきなりは無理、、、という事で
やむを得ず1人で現場いり。昨日の続きで、雨樋、破風の上塗り2回目(仕上げ)
からスタートです。白の上に白なんでわかりにくいですが
点線を境に艶感が違います。
同様に雨樋も上塗り2回目。白の場合必ず透ける為2回塗る必要があります。
今回、外壁と雨樋や破風に使用した塗料は初めて扱うものです。
外壁塗装の時はさほど感じなかったのですが、付帯塗装の時に、その扱い辛さが
身にしみて痛感しました、、、、職人泣かせなのがわかります、、、、
しかし、その汚れにくさは実証済みなので年月が経過した状態がとても楽しみです。
アイ様宅のように、「白い雨樋や破風」は塗ると雨スジ汚れがかえって目立ちます。
↓ の写真は、当店が去年の春先に施工したお宅の破風です。
大手塗料メーカーの材料を使用し、そのカタログには、「低汚染」と書いて
ありましたが、10日くらい前に観察にいくと、わずか1年で雨筋がついてました。
おそらく塗装後1ヶ月くらいでこのような状態になったと思われます。
↓ はその近所様宅で私が施工したお宅の雨樋です。(約1年ちょっと)
茶色なので、遠くから見るとさほどわかりませんが、近くによると「雨ダレ」が
ハッキリわかります。これも大手塗料メーカーの「低汚染系」塗料です
↓ は去年の秋(10月頃)施工したお宅の真っ白の雨樋です。
先程のお宅に比べて、雨筋汚染は少ないように思います。
場所によっては若干雨ダレ後がついてますが、まぁまぁの成績だと思います。
これは先程と同じメーカーのものですが、「2液型弱溶剤シリコン樹脂塗料」
という、ハイグレード仕様のものです。
しかし、同じ塗料を窓上の小庇に塗ったのですが、直接雨ざらしの部分なので
さすがに汚れてました。これはしょうがないか、、、
破風の部分はさほど雨があたらない為、全く汚れてませんでした。
ちなみにここのお宅の木製の破風は施工前↓こういう具合でした
現在密着してそうなところも怪しかったので、剥ぐ事にしました。
相方の板井氏が機械で剥いでるところです。しょーもない塗膜は撤去
↓ こんな具合に剥がしていきます。*別現場です
木の地肌を露出させた後、右端に写ってる別の工具で肌調整。
こんな具合に下地調整。
小庇の木部のペンキも研磨。ここのお宅は、これ剥いで肌調整するだけで
確か2人で各自機械2台もって1日半を要しました。
そして、雨樋に塗った塗料の「弾力性のあるタイプ」を下塗りなしで数回塗装。
木は塗料を吸い込む為、乾いては塗り重ねを繰り返します。
上塗り1回目(かなり木が塗料をすいこんでます)
上塗り2回目(まだすいこんでムラになってます)
上塗り3回目(やっと塗膜になりました)
↓ は先日見積りに伺ったお宅の木製破風です。築15年。新築の時の下請け塗装業者が
下地調整を適当に済ませ「下塗り」をした為、無残に剥がれおちた良い?例です。
剥がれたペンキの裏が色が違うのは下塗りした証拠です。
下塗りすると、目止め効果が出るため仕上りも良く工程数も少なく済む為
見た目向上と人件費節約になります。しかし木に浸透しにくく塗膜が固いため
木特有の乾燥収縮についていけず、年月が経過すると無残にも花咲いたように
なってしまいます。
ここのお客様宅の現地調査をして現在見積りを作成中
なのですが、家の木部全てがこの調子で塗られているので、いっその事
大工さんに頼んで全て既製品(木じゃないやつ)に取り替えるか?
でもそうすると、雨樋も撤去するため、大工さん+板金屋さんを投入するため
間違いなく凄まじい金額になります。
じゃぁ我々が現在のペンキを薬品と電動工具で全撤去した後、木に浸透するタイプ
(剥がれないタイプ)の防腐剤で塗装するか?
多分それでも、塗装別で2人で3日~4日はかかりそうです。多分、、、、、
つまり剥ぐ作業だけで軽く10万は超えます。薬品代込みで
「原価」で20万近くいくかも知れません(-_-;)
さらにコーキング打ち替えて、屋根、外壁、付帯物塗装、という見積りを作ると
ざっくり計算して1ヶ月工事になりそうなので、
金額的に受け入れてもらえないかも?と思い若干憂鬱です(-_-;)
こんな風になってなければ、その「剥ぐ」費用はかからなくて済む話です。
1回目の塗替えの時はさほど心配しなくて良いのですが、
2回目、3回目 のお宅の場合、前の塗装屋さんがどんな仕事したのか?
が把握できない為塗り重ねるのが怖いときが多々あります。
工事した建築会社に塗装をさせるのもひとつの手だと思いますが、
「塗れば良い」と考える人に「剥いでください」と頼んでも、建築会社が請けた
工事代金の内の90%以上を下請けに予算をまわせばやってくれると
思いますが、そんな美味しい話があれば私も下請け専門をします
さらに直接施工の塗装屋に頼んでも、そこの従業員が5年後10年後を考えて
仕事するかどうかはわかりません。
私も「雇われ」の時代は、「カラスが鳴ったら帰るべや」式に仕事してましたので
その家の数年後はどうでも良かったですし、会社の信用とか明後日の話でした。
多分誰しもそんなもんだと思います。
施工したお宅に5年後伺った時に、剥がれてなくて感謝される事はありませんが
逆はあります。そう考えると、夢の無い仕事だな、、、、と思いますが
後で来た時にみっともない姿を見たく無い為、やれる事は「なるべく」
やっておきたいと思います。
と、長くなりましたが今日はこのへんで。
今日は22日(日)です。雨模様だったし、休日出勤は辞めて休む事にしました。
アイ様、あと最短で2日、もしくは3日なので、も少しの辛抱です。m(__)m
遅くなって大変申し訳ありません、、、、昨日は相方が発熱の為お休み(-_-;)
急いで応援の人に声をかけましたが、やはりいきなりは無理、、、という事で
やむを得ず1人で現場いり。昨日の続きで、雨樋、破風の上塗り2回目(仕上げ)
からスタートです。白の上に白なんでわかりにくいですが
点線を境に艶感が違います。
同様に雨樋も上塗り2回目。白の場合必ず透ける為2回塗る必要があります。
今回、外壁と雨樋や破風に使用した塗料は初めて扱うものです。
外壁塗装の時はさほど感じなかったのですが、付帯塗装の時に、その扱い辛さが
身にしみて痛感しました、、、、職人泣かせなのがわかります、、、、
しかし、その汚れにくさは実証済みなので年月が経過した状態がとても楽しみです。
アイ様宅のように、「白い雨樋や破風」は塗ると雨スジ汚れがかえって目立ちます。
↓ の写真は、当店が去年の春先に施工したお宅の破風です。
大手塗料メーカーの材料を使用し、そのカタログには、「低汚染」と書いて
ありましたが、10日くらい前に観察にいくと、わずか1年で雨筋がついてました。
おそらく塗装後1ヶ月くらいでこのような状態になったと思われます。
↓ はその近所様宅で私が施工したお宅の雨樋です。(約1年ちょっと)
茶色なので、遠くから見るとさほどわかりませんが、近くによると「雨ダレ」が
ハッキリわかります。これも大手塗料メーカーの「低汚染系」塗料です
↓ は去年の秋(10月頃)施工したお宅の真っ白の雨樋です。
先程のお宅に比べて、雨筋汚染は少ないように思います。
場所によっては若干雨ダレ後がついてますが、まぁまぁの成績だと思います。
これは先程と同じメーカーのものですが、「2液型弱溶剤シリコン樹脂塗料」
という、ハイグレード仕様のものです。
しかし、同じ塗料を窓上の小庇に塗ったのですが、直接雨ざらしの部分なので
さすがに汚れてました。これはしょうがないか、、、
破風の部分はさほど雨があたらない為、全く汚れてませんでした。
ちなみにここのお宅の木製の破風は施工前↓こういう具合でした
現在密着してそうなところも怪しかったので、剥ぐ事にしました。
相方の板井氏が機械で剥いでるところです。しょーもない塗膜は撤去
↓ こんな具合に剥がしていきます。*別現場です
木の地肌を露出させた後、右端に写ってる別の工具で肌調整。
こんな具合に下地調整。
小庇の木部のペンキも研磨。ここのお宅は、これ剥いで肌調整するだけで
確か2人で各自機械2台もって1日半を要しました。
そして、雨樋に塗った塗料の「弾力性のあるタイプ」を下塗りなしで数回塗装。
木は塗料を吸い込む為、乾いては塗り重ねを繰り返します。
上塗り1回目(かなり木が塗料をすいこんでます)
上塗り2回目(まだすいこんでムラになってます)
上塗り3回目(やっと塗膜になりました)
↓ は先日見積りに伺ったお宅の木製破風です。築15年。新築の時の下請け塗装業者が
下地調整を適当に済ませ「下塗り」をした為、無残に剥がれおちた良い?例です。
剥がれたペンキの裏が色が違うのは下塗りした証拠です。
下塗りすると、目止め効果が出るため仕上りも良く工程数も少なく済む為
見た目向上と人件費節約になります。しかし木に浸透しにくく塗膜が固いため
木特有の乾燥収縮についていけず、年月が経過すると無残にも花咲いたように
なってしまいます。
ここのお客様宅の現地調査をして現在見積りを作成中
なのですが、家の木部全てがこの調子で塗られているので、いっその事
大工さんに頼んで全て既製品(木じゃないやつ)に取り替えるか?
でもそうすると、雨樋も撤去するため、大工さん+板金屋さんを投入するため
間違いなく凄まじい金額になります。
じゃぁ我々が現在のペンキを薬品と電動工具で全撤去した後、木に浸透するタイプ
(剥がれないタイプ)の防腐剤で塗装するか?
多分それでも、塗装別で2人で3日~4日はかかりそうです。多分、、、、、
つまり剥ぐ作業だけで軽く10万は超えます。薬品代込みで
「原価」で20万近くいくかも知れません(-_-;)
さらにコーキング打ち替えて、屋根、外壁、付帯物塗装、という見積りを作ると
ざっくり計算して1ヶ月工事になりそうなので、
金額的に受け入れてもらえないかも?と思い若干憂鬱です(-_-;)
こんな風になってなければ、その「剥ぐ」費用はかからなくて済む話です。
1回目の塗替えの時はさほど心配しなくて良いのですが、
2回目、3回目 のお宅の場合、前の塗装屋さんがどんな仕事したのか?
が把握できない為塗り重ねるのが怖いときが多々あります。
工事した建築会社に塗装をさせるのもひとつの手だと思いますが、
「塗れば良い」と考える人に「剥いでください」と頼んでも、建築会社が請けた
工事代金の内の90%以上を下請けに予算をまわせばやってくれると
思いますが、そんな美味しい話があれば私も下請け専門をします
さらに直接施工の塗装屋に頼んでも、そこの従業員が5年後10年後を考えて
仕事するかどうかはわかりません。
私も「雇われ」の時代は、「カラスが鳴ったら帰るべや」式に仕事してましたので
その家の数年後はどうでも良かったですし、会社の信用とか明後日の話でした。
多分誰しもそんなもんだと思います。
施工したお宅に5年後伺った時に、剥がれてなくて感謝される事はありませんが
逆はあります。そう考えると、夢の無い仕事だな、、、、と思いますが
後で来た時にみっともない姿を見たく無い為、やれる事は「なるべく」
やっておきたいと思います。
と、長くなりましたが今日はこのへんで。