2011年02月16日

23年2月16日 津久見市宮本町塗替え現場より

2月16日(水)付帯塗装(破風・樋など)(人員1名)

私の風邪がうつったのか、、、相方はお休み、、、今日は私1人で現場入りです。
A様、、、予定より延びてしまってすみません。
皆様、しつこい咳には注意しましょう。流行っているそうです。
今朝は車の窓ガラスに霜がおりて難儀した方も多いんじゃないでしょうか?
A様宅に8時半頃到着しましたが、今日予定していた塗りの箇所も朝いちは
びっしょりでした、、、、。下写真の「破風」という部分から塗り始める予定でした。

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が、、夜露でまだ湿っていたので、他の工程から進める事にしました。

先程の破風を塗った後、雨樋の塗装をすることにしていたのでその下処理を
先にすることにしました。
「目荒らし」といって、タワシを柔らかくしたような研磨シートで樋全体を
こすっていきます。これによって表面に細かい傷が入っていきます。

P2160064P2160065

もともと雨樋などの塩ビ製品というのは塗料の密着が悪く表面がつるっとした
状態だと特に、塗料のくいつきがよくありません。
その為、細かい傷をわざと入れる事で微妙な凹凸をつけて物理的に密着を
よくさせるわけです。こういう下地調整は「塗ってしまえば」わからなくなるもの
なんで、私の知ってる限りほとんどの方が省いてるんじゃないか?

と思います。今は塗料が進化してるからそんなことしなくても大丈夫だよ
と、同業者の知人は言いますが、しないよりしたほうが良いのは間違いないので
いつも、私はこすりまくってます。*心配性なので

P2160066P2160068

今日は1人なので10時の休憩も無しで朝から頑張りましたが
縦樋と横樋(1F2F)全面目荒らしするのに朝から12時までかかりました。
「きちんと」目荒らしすればこれくらい時間かかります。
その苦労が全く写真などではわからないのが下地調整というものです。

お昼ご飯をちゃちゃっと納豆とかをテキトーに食べてタバコ一服して
すぐ段取り開始!お昼の休憩ほど無駄な時間はありません。

 「目荒らし」をしてる間に夜露も完全に乾燥しましたので「破風」を塗って
いきます。「破風」と「樋」は同一色かつ同一材料で仕上げます。
「2液型弱溶剤シリコン樹脂塗料」という2つの液体を科学反応させて硬化する
という高耐久な塗料ですが取り扱いが大変というデメリットもあり
一度、塗料液と硬化液を混ぜたらその日のうちに使ってしまわないとダメ
余ったら捨ててしまわないとダメ 12対1とか14対1とか配合割合が決まっていて
ほとんどの職人さんは目検討で混ぜてると思いますが、「厳密に言うと」
秤を使ってきちっと計量しなければダメ といろいろ制約が多く大変です。
なので、こういった「外壁以外の付帯塗装物」には制約が無く取り扱いが楽な
1液型塗料が主流だと思います。余ったら元に戻せるし配合比率とか関係ないし
材料の段取りも素早くできる、、、、し値段も安い。と職人さんにはとても優しいです。

が、塗装を知り尽くした職人さんや塗料メーカーに言わせると、時代の流れで
「安く、早く、」が求められる為、1液型がよく売れるけど、塗膜の強度、
密着性の良さ、どれをとっても2液型塗料には勝てない、というのが本当の所
らしいです。 なので、今回のA様宅は雨風の影響をほぼ受けない「軒天井」
以外は外壁の下塗から上塗 付帯物の塗料 錆止め塗料 など全て
「2液型塗料」を使用しています。 
なんとなく1液型は「どーでもいい下請け工事用」みたいな感覚があり
あんまり使う気になれないです。

P2160069P2160070

、、、と少しお酒が入った為、若干言いたい本音をぶちまけてしまいましたが
続きです。「破風」の上塗1回目を塗る前に瓦の下側に塗料がつかぬよう
テープで養生します。

P2160072

破風と瓦の間の隙間部分に小さい刷毛で奥まできっちり
塗りこみます。

P2160080

そして、大きい刷毛で優しく塗り配ります。
こういう部分の仕上げ重視の時に使う刷毛は1本2000円以上する使いこんだ
刷毛です。

P2160073

こちらの樋が、かかってる部分も同様に仕上ていきます。

P2160074

が、樋と破風の間隔が狭く下から せりこんだのでは奥まで
きちんと塗れませんので

P2160075

こういう先を折り曲げて加工した刷毛を使い

P2160076

樋の上から塗りこんでいきます。はしっこまできっちりと。

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樋の下から小さい刷毛で続きを塗り

P2160078

大きい刷毛で平面を塗っていきます。

P2160079

おそらく奥の奥は↑こういう至近距離から見ないと塗ってなくても普通の人は
気がつかないと思いますが、
「職人」か「作業員」か、はこういう部分じゃなかろうかと、、、、

ちなみに私の相方の板井氏は私以上にむちゃくちゃ細かい性格なので、
ちょっとでも塗り残しがあると怒られます(汗)

ということで、A様!もう少しの辛抱です。毎日お心遣いありがとうございます!
完成楽しみにしていてください!  北条。




hojyotosouten at 22:48コメント(0)トラックバック(0)津久見市宮本町塗替え現場  

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