2022年05月06日

【5月2日 シーリング作業】


前回の続きでシーリングの撤去です。まずは面倒くさそうな横目地から

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断面が柔い為 ちょっと刃物が当たっただけで ガビガビになります。

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縦目地も同様に撤去 ▼は撤去前の状態で、厚みが無い為 風化して
ほぼ役割を果たしていない状態です。

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撤去 横目地ほどストレスなく取れます

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サッシ周囲のシーリングも撤去

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見積りの段階では あそこまで横目地の幅が狭いと思っておらず
ただ撤去して打てばOKと思っておりましたが 実際やってみると
幅が2mm位のところも多数あり そのまま打つ場合 輪ゴム くらいの
厚みしか確保できません。軒が無く 常に雨のかかる建物で それでは
かなり条件が厳しいよな~ と思うので 予定外ですが 横目地の幅を
広げる手術を行う事にしました。   サイディングの断面を電動工具で
削る為 滅茶苦茶 ホコリが出ます。 なので▼の掃除機に接続して行います

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6割くらいは集塵機がホコリを吸い取ってくれます。

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こんな具合にガッツリ広げます

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既存目地幅

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掘り広げ後の目地幅

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脆くなった表層が除去されて ある程度フレッシュな断面が出てきた感じがします

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予想通り 20M位 広げるのに半日かかりました。m(_ _)m
帰る前に ホコリを強風の出る工具 ブロアーで清掃して終業

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【5月4日 シーリング作業】

縦目地の撤去は前日済んでおりますが、現状ただ引き抜いただけの状態で
断面にはまだ薄く既存シーリング層が残存しております。
新しく打設シーリングが古いものの上に付着するのは「本当は」宜しくない
のですが、ほとんどの工事業者で この状態で撤去完了 次行程へ~
と進めると思われます。

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が 出来るだけマニュアル通りやりたいところですので、各種電動工具を
用いて 薄い膜を取り除いていきます。

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削り落として サイディングの素地を露出させます。

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埃は出ますが近隣から苦情が出る程では無いと思うので
取り回しの面倒くさい集塵機は使用しません。

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サッシの断面の薄膜も同様。傷が入りそうだったので テープで養生しながら行います

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サイディングの断面も同じく フレッシュな素地を露出させます
以前まではこれをカッターなどで行っていたので物凄く手間を要しておりましたが
便利な道具を駆使して とてもスピーディに行えるようになりました

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一部 例によって目地幅が狭い部分があったので単なる削りではなく
掘り広げ を行いました

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円盤式の回転工具では、角部に歯が当てられない為 超硬歯の三角形の
研磨工具で角部も研磨&掘り広げ。 これ滅茶便利です

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ブロアーで研磨によって生じた内部のホコリを清掃
断面が真っ白になっているのがおわかり頂けると思います

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段取り的に横目地だけ先行してシーリング打設しておきたかった為
マスキング貼り

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交差点の部分にバックアップ材を貼り付けた後 テープ貼り

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シーリング用のプライマー(接着剤)をたっぷりと塗布
しっかりと塗りこめるようにクイっと曲げた刷毛を使います

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濡れた色になるという事は素地が露出されているということです。

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プライマーには接着剤としての役割と もうひとつ素地を固める補強効果もあるらしいので
さぁぁっと塗るのではなく あくまでたっぷりとチビチビ塗ります
なので 以外と時間かかります

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横目地にはハットジョイナーは設置されておらず 写真に見える金属の物体は
多分 サイディングの張り始めに設置する「スターター」と思われます。
シーリングは目地底に付着すると本来の性能が発揮されないので目地底とは
縁を切り 両断面のみの「2面接着」が理想です
なので目地底に絶縁テープ的なもの「ボンドブレーカー」を貼ります。
が今回の横目地はジョイナーが無い為 スターターの金属部分を目地底として
ボンドブレーカーを貼りました

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内部が空洞の箇所は バックアップ材を設置

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というあれこれの後 ようやくシーリング打設
ちょっと盛り気味に 打設しておいて

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ゴム製のヘラで3回押さえて転圧 均し テープ撤去
柔らかいヘラでギュウギュウに押さえると 材料も少なく済み作業も早いですが
凹む分薄くなる故 固めのヘラで サイディングとツライチになる感じで仕上げます

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既存シーリングとの比較です▼  輪ゴム と ヘアバンドの差くらい?
多分 3倍くらいは厚みがついていると思います

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横目地の打設は完了しました





【5月5日 シーリング作業】

サッシ周囲に挿入するバックアップ材を各サイズそろえてきました

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こんな具合に挿入します。シーリングを打設した後 ヘラで押さえて転圧を行い
サッシ側とサイディング側の両断面にぎゅうっと接着させる事で破断しにくい
シーリングが行えます。  が
今回のような通気層のある建物の場合 内部が空洞で目地底が無い為
本来は「片ハットジョイナー」で目地底を作りたいところですが
設置されていない場合に目地幅より少し広いバックアップ材を挿入します。
バックアップ材にはシーリングが付着しにくい性質がるので設置する事で
目地底と縁を切った 2面接着の効果も得られます

全部が空洞という訳ではなく▼のように 
下地の木材がある場合は設置が簡単なのですが

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空洞の部分は力加減を間違うと スポッと落ちてしまいます

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手前側に設置すれば空洞に落ちないので施工が早く楽ですが
その分 シーリングの打ち代が少なく薄い仕上げになります。
材料も少なく済むので、少しでも安く仕上げたい場合には良いんですけどね

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場所にもよりますが 今回は最低7mm~最高10mmくらいは打ち代を確保したかったので
空洞に落ちないギリギリのちょい手前くらいで設置しました。

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仕上げてしまえばわからなくなる事柄なんですけど、シーリングの場合は
自己満足ではなく 経年後に必ず結果に表れる と信じてます。

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といった具合に目地幅と下地の状況にあわせて 使うバックアップ材の
形状 サイズを変えながら チビチビとした作業を行います

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予想しておりましたが 窓 7カ所設置するのに片昼以上かかりました(-_-)   


午後からは木目調サイディング部分の目地にテープ貼り
上から下へ打設してくるので テープは下から上に貼りあがります。

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テープ貼りが完了したのが15時頃で、そのままプライマー塗布~打設とも
考えましたが時間的に終わりそうになかったので中止 残った時間で
まだ未着手の北面シーリングの撤去を行う事にしました

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所々白くシワのように見えるのは新設時のシーリングがアイボリー色で
その上に焦げ茶の塗装を行っており 塗膜のみが亀割れして
シーリングの色がちょいちょい見え隠れしているだけで問題は無く
木目調サイディング部に比べると全体的に状態は良好です。

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撤去してみるとバックアップ材が挿入されておりました

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10mm以上 厚く打設できる目地設計なのですが5mmのバックアップ材が
挿入されているので

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シーリングそのものの厚みは5mm前後
今回は縦目地にはバックアップ材ではなくテープ式のボンドブレーカーを
目地底に貼りますので、▼のサイディングに関しては10mmくらいは
肉厚をつけられます。5mm厚のシーリングで13年経過して状態良好なので
10mm厚で 尚且つ 上から塗装をして直接紫外線を浴びなくなるんで寿命が延び
多分20年くらいはなんともないのではなかろうかと期待しています

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北面のエコキュートゾーンは室外機? を少し移動できたので
なんとか撤去できました

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木目調の時と違い ある程度厚みがあるので、途中で千切れる事なく
スムーズにストレスなく切り取りが出来ます。

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例によって後で 円盤式の電動工具で断面研磨しますが、それでは研磨できない
角部分のみ 三角形超硬砥石で研磨を済ませておきました

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このゾーンは けっこう痛んでおりました

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M様宅は風が強くあたるので 風であおられる最上部のシートは
張っておりませんでしたが、明日 ホコリの出る作業があるので
張っておきました。

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次回は木目調サイディングのシーリング打設を行いたいと思います。







 

hojyotosouten at 05:20コメント(0)大分県臼杵市M様宅 施工記録 
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