2011年02月06日
ひさびさの更新です。2月1日から着工中の津久見市宮本町A様宅の
サイディング外壁塗装工事の模様を紹介します。
2/1に足場を組立てたので本日2/5までの様子を紹介します。
ノスタルジックな看板が目印です( ´_ゝ`)
2日の日はまず高圧洗浄からスタートです。
汚れやほこりなどを洗い流すとともに、劣化して粉っぽくなった塗膜も
削りおとしていきます。
床に流れた白い汁が、表面の塗膜です。
ついでに駐車場の土間やブロック塀の泥汚れも根こそぎ落としていきます。
この日は午前11時くらいからスタートして夕方6時くらいまでみっちり洗浄
しまくりました。
2月3日 コーキング打ち替え その他
A様宅はサイディング目地が劣化が激しいので、既存を撤去して新規に
やりかえる「打ち替え」をするようにしています。
ドリルに専用のカッターを装着してすべらすように切り取っていきます。
当店では今まで手動(カッター)で切っていましたが、
断面に取り残しが出やすかったです。その為、この機械を知ってからは
電動工具ばかり使ってます。早い上に取り残しが少ないので手放せません。
それでも100%は取れませんので、断面に残った薄い層はカッターで削ります。
断面の「バリ」をワイヤーブラシで滑らかにします。
この後の工程の為に、ほこりを落としておきます。
新しく打ちかえるコーキングを長くもたせるにはここまでの工程が一番大事です
この後、プライマーという接着剤を塗って、コーキングを打つのですが、
断面に取り残しや削りカスが残っているとプライマーのくいつきが良くありません。
↓ こういう縦樋の真後ろにある目地は手が入りにくく、めんどくさいから
放置する業者も少なくありませんが、当店の場合、樋を外せるなら外して
どうにかこうにか打ちかえます。
私がコーキングの撤去をしている間、相方の板井は鉄部の錆止め塗りを
行ってます。塗る前に研磨剤で細かい傷を入れる(目荒らし)を行い
2液型弱溶剤錆止め塗料を塗ります。
上塗り塗料よりも錆止め塗料のほうが下地に対する密着が良く、錆びていなくても
将来的な「剥がれ」に対して保障ができます。
コーキングの撤去が終わった時間が午後4時頃で中途半端だったので
外壁にくっついている付帯物を撤去することにしました。
つまり ↓ こーゆーエアコンのダクトを
取り外して、内側も施工できるようにする訳です。
A様宅は3箇所ダクトカバー外し その他細かい付着物を撤去しました
ホースの付け根の古いパテも撤去して後で新しいものにやりかえます。
なかなか小技が光りますでしょ?( ´_ゝ`)
以上、ぱっと見た目では何が進んだんだかわからない1日が終わりました。
2月4日 コーキング注入、その他下地処理(2名)
目地の両サイドにマスキングを貼り、目地の底の部分にボンドブレーカーという
絶縁材を貼ります。サイディング目地は両サイド2面で接着するのが理想で
底にコーキングが接着しないようにする為のテープです。
まぁその辺の事は サイディングのコーキングについて のページに詳しく
載せてます。研究熱心な方専用ページです。
同業者の方ならお気付きかもしれませんが、新築時このボンドブレーカーが
貼られていませんでした。この当時そんなものはなかったか手抜きかの
どちらかです。
この後、透明の接着剤(プライマー)を塗り
打ちこんでいき、ヘラで2往復してしっかり押さえて完了です。
といった一連の工程をほぼ全ての目地に処置します。
残った時間で違う下地処理です。
破風部分の釘の周囲が塗膜割れしてチリチリになっており
このまま塗って、将来ここだけ剥がれたら気分悪いので
弱った塗膜(死膜)をこすり落としておきます。
サンドペーパーも使います
釘も浮いてる部分は打ちこんでおきます。
ここも
これくらい落としておきます。
、、、、といった具合で1日終了。
2月5日(今日) 下地処理・養生(2名)
昨日削った部分にパテ処理をします。
外部用の強力なパテです。
昨日の釘部分に刷り込んでいき、平滑にしておきます。
相方は養生(マスキング)中。
今日の写真はこんだけです。パテが終わった後、私もひたすら養生しまくりでした
明日は我が子の保育園でのお楽しみ会ですわ。
晴れ姿楽しみです。
着工中のA様! お心遣いありがとうございます!
明日はゆっくり静養し月曜また宜しくお願いします。